ベトナム式シャンプー（越南式洗髪・越南式洗頭）でリラックス

台湾の町のあちこちで「越南式洗髪」と書かれた看板を見るようになりました。ん？台湾でシャンプーといえば、台湾式じゃないの！？「越南」＝「ベトナム」？どういうこと？と思いながら、ネットで検索。宿泊先の近くに「越南式洗髪」お店があったので、どんなものか、ためしに行ってみました。今回はその体験記です。

ベトナム式シャンプー（越南式洗髪・越南式洗頭）とは

簡単にいうと、ヘッドスパにマッサージやエステを組み合わせたような、贅沢なシャンプーです。ベトナムの伝統的な洗髪方法に着想を得たシャンプーだそうで、仰向けに寝た状態で、頭や首にお湯をかけるのもベトナム式の特徴なのではないでしょうか。お店によって、さまざまなコースがありますので、その時の体のコンディションや気分に合わせてコースを選ぶのも良いかと。マッサージ中心のコースやフェイシャル中心のコース、足の角質取りや耳掃除が組み込まれたコースなどさまざまなコースがありますよ～。

「享静越式洗髪」台北站前店

今回、利用したお店は「享静越式洗髪」台北站前店です。ネットでベトナム式シャンプーについて検索した際、いくつかのお店が候補に上がりましたが、（この日は台風接近中で天気が心配だったので）宿泊先から近いこと、日本語で読めるWEBサイトがあること（機械翻訳可）、ネット予約できること、頭と首のマッサージのコースがあること、これら4点からこのお店に決めました。

「予約」のしかた

筆者はお店のWEBサイト（ホームページ）から５０分９９９元のコースを予約しました。①「即座に予約」（繁体字中国語で「即立預約」）をクリック②名前、電話番号を入力し、人数、行きたい店舗、日にち、時間、サービス内容を選択。「フォームを送信」をクリック③「預約表単送出成功」「予約フォーム送信成功」と画面に表示されたら予約完了です。※画面の下の方に「下のボタンをクリックして【LINE】を追加」と表示されていたのでLINEを登録しましたが、登録しなくても特に問題なさそうです。

「KLOOK」などの旅行予約サイトからバウチャーを購入すると、お値段がお得になると思います。

住所を頼りに、歩いて行くと「SUNYOUNG」という美容室が見えてきました。間違えたかと思って一瞬焦りましたが、「享静越式洗髪」の表示が階段の下にありました。

「SUNYOUNG」という美容室に「享静越式洗髪」があるようです。

入店から退店まで

お店に入ったら、予約済みかどうかを聞かれたので、名前、予約済みであること、予約時間を伝えました（「我是～。我有預約、〜點」）。お店の人がサービスメニューの表を持ってきて、６０分１５００元のコースを指でさしてきました。もしかしたら、施術内容と値段のバランスが一番良いのかもしれませんが、筆者は予約のとおり５０分９９９元を指でさし、コースと料金を確認しました。

部屋に案内されたら、荷物を棚に置いて、着替えます。

着替えが終わったら、ベッドに仰向けに寝て、施術が始まります。

まずは刮痧(かっさ)の道具で頭をゴリゴリされました。こめかみの後ろのあたりに来たところで我慢できず「痛っ！！」と言ってしまいましたが、そこ以外はちょっと強めの刺激でも気持ち良かったです。

次は頭皮の汚れを落とします。清涼感がある洗浄剤を頭全体に塗り、なじませてから、流します。目にはホットアイマスクをのせてくれるので、じんわり気持ちがよかったです。

それから、シャンプーをつけて頭部のマッサージ、一旦流して、またシャンプーをつけて首から肩にかけてマッサージをしました。日本のマッサージより、指圧の力が強めだと思いましたが、気持ちよくてウトウトしてしまいました。マッサージが終わったところで、ベトナム式のシャワー登場。頭をまたぐ形で、頭の上からお湯をかけます。最初だけちょっと背筋がゾクゾクっとしました。頭の次は首をまたぐ形で首から肩にお湯をかけます。アイマスクをしているので時計を見ることができませんでしたが、ここまでが３０分ぐらいかな？と思いました。

もしかして、もう終わり？と思いましたが、まだあります。頭の部分にプラスチックのカバー（上の写真のやつです）を被せて、よもぎ蒸しです。顔と頭だけのよもぎ蒸しなので、汗だくにはならず、頭があたたか〜い感じでした。そして、カバーをはずされ、施術台に座って、肩から背中のあたりをパンッ！パンッ！と叩かれて終了。服に着替えます。