おいしいものをリーズナブルに味わえる南機場夜市へ、また足を運んできました!
萬華区の青年公園のあたりにかつて飛行場(南機場)がありました。その周辺に眷村(国民党の軍人やその家族のための住居)ができ、のちに、国民住宅が整備され、今に至る~という場所にあるのが、南機場夜市です。今回も1960年代に建てられたレトロ建築とともに、B級グルメを堪能してきました~。
阿亮水餃
となりも向かいも餃子屋という餃子激戦地のようなところにあります。こちらの餃子は「高麗菜韭黄鮮肉水餃(キャベツと黄ニラと豚肉の水餃子)」です。なるほど、水餃子は水餃子でも中身を変えてほかの店との違いを出すということか~。「寧波炒年糕」や「眷村炒餅」といった眷村料理を連想させるメニューもあります。

まずは、餃子をいただきます。もちもちした皮の中には豚肉ベースの餡が入っていました。シュレッダーのマイクロカットより細かいんじゃないかと思うぐらい、細かく刻まれたキャベツと黄ニラが入っているのですが、豚肉の割合が多いので満足感アリ。野菜のべちゃっとした感じがなく、味よし!食感よし!今まで食べてきたキャベツの餃子(主にチェーン店の餃子です)とはレベルが全然違います!この味で一皿10個80元か~。ありがたいな~。
眷村っぽいのが食べたかったのですが、残念ながら売り切れだったため、「牛肉捲餅」を注文。牛肉、キュウリ、香菜(パクチー)などが巻かれていました。厚めにスライスされた牛肉と太めに切られたキュウリのインパクトがすごかったです。近くに住んでたら週3ぐらいでコレ食べてるかも。
秀昌水餃
阿亮水餃の向かいのお店です。こちらのお店は店内に冷房が設置されています。幼児~小学生ぐらいの子供を連れた家族がいましたが、「子連れ」「座れる」のキーワードに合うお店はここなんでしょうね。こちらの餃子は「韭菜水餃(ニラの水餃子)」「韭黄水餃(黄ニラの水餃子)」と書かれていることから、ニラの水餃子が売りのようです。残念ながら、「韭菜水餃」は売り切れていたので、「韭黄水餃」と「酸辣湯」を注文。

一皿10個ですが、皮が破れた餃子をおまけで入れてくれました。豚肉に刻んだ黄ニラが入った餡です。黄ニラは香りが少ないので、もしかしたら、ニラが苦手な方でもこの餃子なら大丈夫かも。

このサンラータンは魚介系の出汁のような風味。意外と酸味が控えめで、あっさり風味です。スープの色から、あまり辛くなさそうに見えたのですが、胡椒の辛みがしっかりありました。
南機場夜市で最も賑わっている餃子屋といえば、やはり「徠徠水餃」ですが、それぞれのお店ごとにメニューや味、サービスなどで差別化を図り、生き残っていくという、たくましさを感じました。「徠徠水餃」と「阿亮水餃」と「秀昌水餃」の餃子をぜひ食べ比べてくださいね~。
無名推車焼餅
台湾で「焼餅」というと、小麦粉をこねてサクサクに焼いた、朝ごはんに食べるやつ。なのですが、こちらのお店はいつも行列ができているので、気になって並んでみました。
いわゆる朝ごはんの「焼餅」ではなく、小麦粉をこねて、形を整えて、ゴマをつけて焼いたおやつのような食べ物でした。焼きたてはちょっとふにゃっとしていますが、冷めるとせんべいのような硬さに。上の写真は「鹹酥餅」(塩味の焼餅、15元)薄くて、2~3口で食べ終わりそうな大きさですが、中に豚肉とネギが入っています。これを作る手間を考えると、大事に食べたいと思いました。
上の写真は「甜酥餅」(甘い焼餅、15元)。だ円形で、膨らんでいますが、中の砂糖は溶けているので空洞でした。素朴な味ですが、このシンプルさが良かったりするかも~。
正宗老店福州麺
「典型的な台湾のB級グルメの店がある」と思いながら、店の横を通り過ぎようとしたら……あふれそうなほど、カオス級の食材を入れた大きな鍋で、滷味(煮込み)を仕込んでいました。その光景に圧倒され、ここの滷味は一味違うのではないかと……食べてみることにしました。
店の横のぐつぐつ(ドロドロ?)の鍋から食べたいものを選ぶのかと思いきや、店の中に出来上がったものが並べられていました。お店の方におすすめを聞きながら、豚の皮と昆布を選びました。
あのぐつぐつに煮込まれた鍋で……などと思いましたが、味は台湾風味(薄味)で、スパイスが控えめでした。滷味盛り合わせ100元というコスパの高さが素晴らしい。周囲のお客さんを見ると、麺類(60元)を食べている人が多かったように思います。
※台湾の人口の70%を占める本省人(閩南人)は福建省のあたりからの移民ですので、台湾のB級グルメとして知られる福州麺や魚丸(魚のすり身団子)、胡椒餅などのルーツも福建省の福州菜(閩南料理)です。
こちらのレトロ建築は阿亮水餃の裏側。1階はレストランや商店で2階以上は集合住宅です。もし筆者がここに住んでいたら、食いだおれの人生を歩むことになるだろうなあ。