台北で最も古くから栄える町として知られる萬華ですが、それ以上に、ディープな街、ギラついた街、裏社会とのつながりが深い街としても知られているので、よい子の皆さんにはおススメしたくないところです。が、たまにはちょっと冒険してみるのもいいかな~と思い、萬華の華西街夜市へ行ってきました~。
※筆者はビビりですので、夫を道連れにしました。
青草巷
龍山寺 青草巷MRT龍山寺駅から青草巷に向かって歩く途中、飲み物を買うために立ち寄った生活百貨(生活用品や日持ちのする食品、飲料などを販売する店)で、客のオッサンがレジの横で店員に怒鳴っていました。どうやら、レシートも箱もない電球を持ってきて、返金を要求している様子。それから少し歩いて青草巷に到着。台湾の伝統療法(?)で使用されるハーブや健康食品のお店が並んでいます。
青草巷 ドリンクスタンド暑かったので冷たいお茶を飲んでいくことに。筆者は青草茶、夫は仙草茶にしました。
青草茶青草茶という名前の割にはどす黒いんですけど、大丈夫かしら~?このお茶には清熱(体の熱を取る)作用があるらしいです。薬草特有の味と、古い箪笥(または押入れ)を開けた時を連想させる味がなんともいえません!!ただ、後味はなんとなく清涼感が感じられ、しばらくさっぱりした気分になれました。暑い季節にはアリかも~。
ちなみに、仙草茶を飲んだ夫は、一口目で顔をしかめていました。夜市で飲む仙草ゼリーのドリンクより味が濃く、苦みが強いうえに、プーアール茶のような埃っぽさも。しばらくしてから、体の熱が引いてきたと言っていましたので、暑いときには効果があるみたいです。
MRT龍山寺駅周辺青草巷の近くでは、公道でこのようなフリーマーケットが開かれていました。ありえないくらいのレベルで運が良ければ掘り出し物が見つかるかも!?こういうところが、何となく、大阪の西成っぽいな~。
MRT龍山寺駅周辺日本円で約250円。この界隈の消費者のニーズは低価格であることなのでしょうか。安いけど、購買意欲が湧かない~。
廣州街観光夜市
廣州街観光夜市青草巷からぶらぶら歩いて、廣州街観光夜市へ。イカを焼いたやつとか、とろみのあるスープとか、昔ながらの台湾料理が目につきます。台北の古くから栄える繁華街って、こういう感じなんだな~と思いました。台湾料理の人気店のひとつ「両喜號」もこの通り沿いにあり、台湾B級グルメを街の情緒とともに満喫するなら、このあたりもよさそうです。
廣州街観光夜市曜日や時間帯によるのかもしれませんが、廣州街観光夜市は家族連れもいて、地元の人たちでにぎわっている感じでした。士林夜市や寧夏街夜市に比べると日本人が少ないです。
華西街夜市
華西街夜市さて、この門をくぐると華西街夜市です。かつてはアーケードの下に、生々しい性病の写真が並んでいる薬屋(性病専門の薬局?)があったとか、精力剤の店があったとか、ピンクの床屋があったとか、噂はいろいろ聞いていましたので、どんな刺激的な商店街なのか、この目で確かめる覚悟で突入~!
華西街夜市あらら?パッと見た感じ、派手さはありますが、歓楽街特有の怪しさはそれほどなく、なんか、思ってたほどじゃない……。年配の女性も結構歩いてたりして、いたって平和そうな商店街です。マッサージやネイルの店がずら~っと並んでいて、女性のお客さんもいます。とはいえ、お店によっては、露出の高い服を着た若い女性がマッサージをしていたり、謎の塗り薬を売っている店があったり、狭い店だなーと思って見たら、ドキッとする商品が陳列されていたりということもありました。ごく一部のお店でしたけどね。あ、それと、さっき通ってきた廣州街観光夜市には子どもがいましたが、華西街夜市は子どもがいませんでした。
華西街夜市 蛇料理華西街夜市の名物「亜洲鼈蛇専売店」という、スッポンと蛇料理のレストラン。蛇のスープ300元、蛇の炒め物600元。効果はともかく、旅の思い出になるかもしれませんね。
郭家炒牛肉
郭家炒牛肉先ほどの華西街をまっすぐ北に行って、桂林路から北へ行くと、飲食店が増えます。ここでひときわ長い行列ができているお店に並びました。
郭家炒牛肉店頭のメニュー表をとって、並びながらメニューを決めて、鉛筆で記入。数量は正の字を使います。順番が来たら会計をし、案内された席に座って待ちます。
空心菜炒牛肉空心菜と牛肉の炒め物。脂身がない牛肉なので、炒め物でもあまりしつこくなく、臭みも少なかったです。
牛肉湯牛肉湯(スープ)はカルディのパクチースープのような、台湾風味の胡椒が効いた味です。スープですが、牛肉がたっぷり入っています。写真では見えませんが、パクチーも入っていて、スープとよく合うので、パクチストにおススメ!
客家美食小館
華西街夜市数名のグループでテーブルを囲んで炒め物を食べながらビールを飲んだり、楽しそうに食事をしているところを見てると、口福そうな雰囲気がいいなーと思えて、寄ってしまいました。
炒め物アサリとバジルの炒め物、サツマイモの葉の炒め物、炒飯、(写真にありませんが)牡蠣と豆鼓の炒め物を注文。快炒や熱炒(炒め物中心の大衆的な居酒屋のような店)のように、炒め物類ならサッと作って持ってきてくれそうだと思ってたのですが、お店のキャパが限界だったのでしょうか、けっこう時間がかかりました。味はどれもおいしかったので、次回行くとしたら、お客さんがあまりいないときにしたいと思います。
華西街夜市炒め物を待つ間に、好奇心を掻き立てる電動バイクを見つけました。
「保力達」(肉体労働者が好きそうな薬用酒)といい、「林北最強男人」(「俺様は最強の男」という意味の台湾語の乱暴な言い方らしい)といい、セクシー女優の写真(日本人なのだそう)といい、なんかさー、いかにもアウトローな人が好きそうな世界観で、ほんとにこれぞ、筆者のイメージする華西街夜市の世界観なのよ~。持ち主は現れなかったけど、あれこれ妄想させてもらいました。
華西街夜市のトイレ
公衆トイレ華西街を歩いているときにトイレに行きたくなってしまい、商店街の案内に従って、足つぼマッサージが並ぶ通りの裏の建物の2階へ。トイレ周辺の照明は明るいのですが、裏通りにあるのと、階段の死角が嫌だなーと思いました。(←これはただのビビりです。)
そして、洋式便器の個室が2か所あるのですが、男女共用で、仕切り板やドアの下が大きく開いています。のぞきや盗撮などの犯罪が心配!(←喚起や掃除のしやすさ、中で倒れた場合の確認のためかもしれません。そこはトレードオフってことで……)おまけに、ツイてなかったのが、掃除した後で、便座も便器もずぶ濡れでした。(←運が悪かっただけです。)
夜市にトイレがあるだけでも有難いんですけどね。筆者のように、いろいろ気になる方は、駅のトイレが無難だと思います。
まとめ
ディープな噂と昔ながらの雰囲気が残る萬華・華西街エリアですが、実際に訪れてみると意外と健全に楽しめるグルメ&散策スポットでした。
士林夜市や寧夏街夜市とはひと味違う、台北のディープな魅力を味わいたい大人の方は楽しめると思います。表通りは比較的安全だと思いますが、龍山寺駅周辺や路地裏の薄暗い場所はスリや売春の客引きがいたりするので、身の回りの安全や盗難に気を付けてください!
最後に。やっぱり華西街夜市は、よい子の皆さんにおすすめしたくない夜市です。