ある朝、台北のガチョウ肉屋で麺をすすっていると、たまたま居合わせた台湾人のおじさんに、基隆の夜市に行ったことがあるか聞かれました。

(わざわざ遠くの夜市に行かなくても、市内にいい夜市があるし、基隆のあたりは雨が多いからちょっと・・・)と思いながら、「行ったことがない」と(中国語で)答えると・・・
おじさんから、「基隆の夜市はカニや海鮮のお店がたくさんあって、特にカニが有名。カニはいいよ~。」とのおすすめが。
私のココロの声⇒⇒⇒カニかー♡。ええなあ。カニ好きやもんなー。そんなことを聞いたら、行ってみなあかんやろー。
というわけで、基隆廟口夜市にカニを求めて行ってきました。
基隆廟口夜市について

基隆市にある奠濟宮という廟を中心に、仁三路のあたりに広がる夜市。この夜市の代表的な食べ物は天婦羅(さつま揚げ)や栄養三明治(揚げパンサンドイッチ)。
また機会があれば天婦羅や栄養三明治にも行ってみたいと思います。
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呉記
螃蟹羹(カニのとろみスープ)NT$70

パッと見ると、きのこ・タケノコ・昆布・・・ですが、中には小さい蟹の脚肉がいくつも入っていました。
油飯(カニのおこわ)NT$30

カニ入りおこわです。カニといっても、ズワイガニの風味を期待しないでください。一般的な油飯は豚肉や油でこってりしていますが、この油飯はこってりしてないので食べやすかったです。あっというまに食べてしまいました。小さめのお茶碗に入っているとはいえ、これで30元なら安いと思います。
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松山活海鮮

発泡スチロールや氷の上にさまざまな貝やウニ、蟹などが並んでいました。見たら食べたくなり、食材とメニューを見比べながら、お店の人に注文。お会計もその場で済ませて、奥のお店の席へ。

お店の壁にはおいしそうなメニューがずらり。料理が来るのを待ちながら見ていると、イカが食べたくなってきて…一品追加してしまいました。

カキのニンニクソースがけ(右上)、サツマイモの葉の炒め物(右下)、マテ貝の炒め物(左上)、炒飯(左下)を台湾ビールとともに。暑いときのこういう食事もいいなあ。

追加で注文した、イカの料理(椒鹽小卷)。カリッと揚げたイカに、フライドガーリックのパンチ風味が加わって、ビールのお供に最高でした。
蟹肉・蟹足・風螺
蟹肉(カニの唐揚げ)NT$140/半斤

衣に塩やスパイスの風味がついていました。揚げたものを並べてありますが、買う時にもう一度揚げてくれるので、揚げたての風味を楽しめます。
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愛玉

創業50年の屋台で、愛玉(NT$50)をいただきました。ゼリーではなく、愛玉のつるんとした食感が感じられました。脂っこい食事の後だったので、さっぱりしてよかったです。
三兄弟豆花

豆花を1階で注文して、2階で食べました。清潔感のあるお店で、2階の席は比較的広かったです。トイレも安心して借りられました。
李鵠餅店

廟口夜市にある店ではないのですが、ついでにお店を紹介します。小さなお店ですが、1882年創業の老舗の有名なパイナップルケーキ屋さんです。パイナップルケーキ以外にも伝統的なお菓子が売られていました。お土産のパイナップルケーキを買うならぜひ。
住所:基隆市仁愛區仁三路90號
営業時間:9:00~21:00
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まとめ

基隆夜市は蟹や海鮮の屋台がたくさんあり、とても賑わいのある夜市でした。九份とセットで楽しむのもいいと思います。
アクセス:
【バス】國光客運台北站→(バス約30分)→國光客運基隆站→(徒歩約10分)→仁三路
バスは台北站・基隆站のバス乗り場から10~20分おきに出ています。
【電車】台北車站 →(電車40~50分)→基隆車站→(徒歩約10分)→仁三路
電車の乗車時間は自強号・区間車で40分~50分程度。
※雨が多い地域ですので、台北が晴れていても基隆は雨ということがよくあります。(傘は現地でも調達できます。)
※蟹のバター焼き(奶油螃蟹)や蟹のから揚げ(香酥螃蟹)などを食べるとき、手がベタベタになりますので、ウエットティッシュなどを事前に用意しておくことをおすすめします。

