みなさんは亀ゼリー(龜苓膏)をご存じでしょうか。中華圏で昔から食べられているスイーツで、美肌効果や解熱、排毒効果があるとされているのですが、筆者は「亀」「ゼリー」という言葉から、勝手につぎのような想像をしていました。クサガメやミシシッピアカミミガメをぶつ切りにして、調味料やスパイスと一緒に鍋でぐつぐつ煮込み、型に入れて冷やす……つまり、「亀の煮こごり」のような得体の知れない物だったので、遠慮してきたのですが、亀ゼリーに使うのは腹の甲羅だと分かったので、それなら大丈夫そうだと思い、食べてみました~!
①紅豆龜苓膏(あずき亀ゼリー) 錦興燕窩食品
ある日、筆者が台北駅近くの華陰街を歩いていたとき、こんな店を発見しました。
広東料理の高級食材としてスープやデザートに使われている、あのツバメの巣のお店か~。と思いながら、お店に近寄っていくと……亀の甲羅がぶら下がってるーーーーーーーー!!一見ヤバそうですが、ツバメの巣(燕窩)や亀ゼリー(龜苓膏)などを販売しているお店でした。亀ゼリーには亀の腹の甲羅を使うそうです。亀の肉や背中の甲羅ではないと分かり抵抗感がなくなりました。とはいえ、やっぱり甲羅の実物は、なんだか生々しい~。
訪れたのが閉店間際の時間だったからか、ショーケースに亀ゼリーはありませんでしたが、お店の中に置かれていた、アツアツの亀ゼリーを買いました。亀ゼリーは仙草などの薬草が入っているので、少し苦かったら、シロップをかけて食べるのだとか。
こちらの亀ゼリー(粒あん入り)、1個125元。このパッケージをのせいで、食欲が減退するのは筆者だけでしょうか。
数年前、川で目撃した巨大ミシシッピアカミミガメ……透明度の低い池で甲羅干しをするミシシッピアカミミガメの集団……昔は、お祭りの屋台でミドリガメとして売られてたな……いろいろ思い出がよみがえってくるもんですな。
アツアツから人肌ぐらいになったところで食べてみました。下に粒あんが入っているのでドロドロです。薬草の風味が強めで、仙草ゼリーと同じような味です。色も仙草の黒っぽい色なので、仙草との違いがあまりないような感じです。残りを冷蔵庫で一晩冷やしてみましたが、食感や風味は同じでした。粒あんが入っているからか、シロップがなくても十分甘く、亀を連想させるような生臭さや泥臭さはなかったです。これなら、おやつやデザートとして食べられるな~。
店名:錦興燕窩食品公司
住所:台北市大同区華陰街219号
営業時間:13:00~17:30 ※最新の営業時間については未確認です。
②龜苓膏(蜂蜜檸檬シロップ付き) 181春霞水菓醋茶
翌日、華陰街でふらっと立ち寄ったドリンクスタンドで亀ゼリーを発見!買ってみました。
こちらの亀ゼリーは1個60元。昨日の店の半額以下です。蜂蜜檸檬(ジュース)が人気のお店なので、付属のシロップが蜂蜜檸檬シロップでした。
ブルルン!とした弾力があり、かために仕上がっています。錦興燕窩食品のものより控えめな薬草の風味と、弾力強めの食感が良く、後味もさっぱりしていたので、個人的にはこちらの亀ゼリーが好みかな。
店名:181春霞水菓醋茶
住所:台北市大同区華陰街181号
営業時間:10:00~18:50 月曜定休
③梧州龜苓膏
こちらは日本にある中国系スーパーで購入した亀ゼリーです。内容量が250gなので、たくさん食べたい方には良いかも。冷蔵庫で冷やして食べます。
原材料に「アカミミガメの甲羅(腹の皮)の粉末」と書かれているので、特定外来種としておなじみの、あの亀が頭に浮かんできました。特定外来種で亀ゼリーを作って駆除……。いやいや、食欲が減退するので一旦忘れましょう。
缶の中は漆黒の闇……
缶の中には円柱形のゼリーが入っていました。スプーンで切りながら取り出したので、ガサツな感じの絵面になってしまいましたが、いただきます。
缶入りなのでどうしても、うっすら金属っぽい味が気になりますが、仙草の味がします。甘さもしっかりありますので、疲れた時にもよさそう。
台湾のコンビニで売られている仙草ゼリーにコーヒーのフレッシュ(ミルク)がついていたことを思い出し、やってみました。好みがあると思いますが、まろやかな風味になり、よりスイーツっぽくなります。
まとめ
筆者はもともと仙草ゼリーの味が大丈夫なので、亀ゼリーもさほど抵抗なく食べることができました。ただの食わず嫌いだったということ。
筆者の個人的な感想はつぎのとおりです。
①錦興燕窩食品の紅豆龜苓膏は本格的な薬膳スイーツという感じの風味が楽しめる!
②181春霞水菓醋茶の亀ゼリーはクセが少なく、さっぱり食べやすい。
③梧州龜苓膏は日本でも手軽に買え、たっぷり楽しめる!
というわけで、興味がある方はどうぞ~。