台北のMRT松山新店線に「公館」という駅があります。台湾大学などの最寄り駅ということもあり、スポーツ用品店や学生(若者)向けのお店が多いところではありますが、学生じゃなくても楽しめるところがあるので、のんびりと散策してきました~。
順園小館
汀州路にある北京料理のお店です。
店名の下に「老地方北方家常菜」と書かれているとおり、北京の家庭料理が楽しめます。メニューが豊富でチャーハンや回鍋肉、麻婆豆腐などもありますよ~。
北京料理ということで、定番のジャージャー麺です。日本の一般的なジャージャー麺との違いはうどんのような麺!肉みそもうまみがあっておいしかったです。
焼うどんではなく、豆乾肉絲(干し豆腐と豚肉、ネギの炒め物)。メニュー表にお薦めのマークがついていたとおり、おいしかったです。唐辛子が入っていますが、さほど辛くないのでたくさん食べられました。タンパク質補給にもよさそう。
牛肉大餅。台湾の料理として紹介されていることもありますが、おそらく小麦を主食とする中国北方から伝わったものだと思います。油がふわっと香る餅(小麦の薄焼き)がおいしかったです。
炒青菜はカイラン菜にしました。あ、カイラン菜は中国南方や台湾のポピュラーな野菜なので、北京から遠ざかってしまった……。
蟾蜍山(蟾蜍山煥民新村)

公館駅から東南方向に歩いて20分程度。アンテナのあるこんもりした山が蟾蜍山です。漢字が読めなくて、虫の名前??何?となりましたが、日本語だとヒキガエル(中国語はchán chú)です。そして、スマホの地図に「蟾蜍山聚落文化中心煥民新村」と表示されていたので、「~新村」って、眷村のこと?と思いながら行ってみました。
犬を散歩させている人がいたり、洗濯物を取り込んでいる人がいたり、現在もフツーに生活している人たちがいました。
路地のような狭い通路もあったりします。生活のお邪魔にならないように気をつけて見学。
長屋のような宿舎でしょうか。中はリノベーション中でした。1950~60年代は、そのうち中国大陸に帰るつもりで暮らしている人が多かったのではないでしょうか。
蟾蜍山大客廳
蟾蜍山の施設や眷村の暮らしがわかる資料館のような施設です。山の自然・生態、空軍司令部、眷村の生活、蟾蜍山周辺の歴史などについての展示がありました。昔、実際に使っていたであろう家具やミシン、ダイヤル式電話などもあったりして、当時の雰囲気が味わえましたよ。
煥民新村ができる前(日本統治時代)は、ここに農業試験場や宿舎があり、養蚕やコメの研究が行われていたようです。その後、国民党政府が台湾にきて、蟾蜍山に空軍作戦司令部を設置しました。そこで働く軍人の宿舎として眷村が作られたようです。写真は現在の蟾蜍山集落の絵です。屋根の色が3色に分けられており、農業試験場とその宿舎は緑色、眷村が青色、個人的に建てた家(居住者がいます)は茶色で塗られています。眷村の住宅のくじに外れて入居できなかった人や、(家族が増えたりして)広い住居が必要になった人、台湾の様々な地域から移住してきた人などが、自ら家を建てていったようです。中華圏内ではあるけれど、出身地や言葉(方言)、文化が違う人々が共存するコミュニティーとして歩んできたんでしょうな。
台湾大学
教室、図書館、寮などは関係者以外立ち入り禁止ですが、構内は学生や関係者でなくても入ることができます。もしかしたら、同じ区内にある大安森林公園より広いかもしれません。そういうことで、休日は特に、子供を連れた家族や、散歩に来た感じの人を見かけるので、市民の憩いの場みたいになってます。カフェのチェーン店(路易莎咖啡〈Louisa coffee〉)や、台湾大学(NTU)のロゴ入りグッズが買えるお店もありますよ~。※学びの場ですのでマナーを守って楽しみましょう。
台大農場農産品展示中心
台湾大学の構内にある農産品の売店です。台湾大学農学部の農場でとれた牛乳や穀物、加工食品などが売られています。大きな窓のカウンターに、牛乳の販売日のスケジュール表が貼られていました。台湾の気候は乳牛の飼育に向かないため、新鮮な牛乳は価値が高いと思います。
展示中心(展示センター)という名の売店でアイス(30元)を購入。2017年、ここで初めてこのミルクアイスを買って、日本のバニラアイスの味を想像しながら食べたら、なんかちょっと残念な目にあった……という思い出のアイスです。原材料を見ると、嫌な予感もしますが、あれから8年以上たっているので、時代に合わせて風味も改良されているかも……とイチかバチかの勝負に出てみました!!
日本円に換算して150円か~。そう考えると、明治エッセルスーパーカップのバニラ味は優秀!まさか、いまだにこの味とはな……という会話をしながら完食したような気がします。まあ、こういう思い出ができたので、良しとしましょ~。あの~、めったにいないと思いますが……もし、とにかくあっさりした、薄味でミルク感のないアイスが食べたいという方がいましたら、食べてみてください。もしかしたら、こういう味が昔ながらの台湾の味なのかもしれません。ちなみに筆者が食べたアイスの中で、衝撃的な思い出の1位は、中国で食べたビエネッタです。
まとめ
今回は公館駅から汀州路を歩いて順園小館→蟾蜍山→台湾大学の順に回り、所要時間は3~4時間でした。ほかにも水源市場や公館夜市、芸術村、博物館といったみどころがありますので、今後はそちらのほうも紹介できたらと思います。
(訪問した時期:2026年1月)